気になる場所

太田市美術館・図書館 -マチ・ヒト・文化をつなぐ-

2017年4月。群馬県太田市、JR太田駅の真正面に白い壁とガラスの建物がオープンしました。
太田駅前のロータリーの敷地の一部を使い、中心市街地の活性化の核となるべく計画された美術館と図書館という文化施設す。太田市の駅前は典型的な地方都市の駅前のように、人通りも少なく、周辺の建物も古さを感じる、ちょっと古びた寂しさを感じる様な場所です。
でも。そこに、街や太田市民の元気・息吹を感じ活性化を目指して、設計者と市民とのワークショップを重ねながらその想いを反映させたコンセプチャルなプロジェクトが立ち上がりました。設計者と指紋の想いがたっぷりこんもり詰まったプロジェクトです。建物のデザインもとてもユニークです。

まず、コンセプチュアルなのは駅や街を利用するヒトたちの動線上の交点としての役割、結び目としての機能であることです。敷地内では複数の建物で一つの施設を構成しているのですが、建物の周りをぐるっと囲うスロープや司法にある複数のエントランスから建物内に入れるような空間構成と動線計画・ゾーニングです。それは、まるで「歩行者の動線に合わせ、ど街から駅へ、駅から街へ、その駅前のスクランブル交差点」の様です。実際に建物の外周はスロープでぐるっと廻れ、屋上には庭があり、そこからは太田駅前のロータリーや商店街などが一望できます。
このコンセプトは建築家や専門家、太田市民の方々とのワークショップを通し醸成されていったようです。まさに、皆による参加型の公共施設ですね。素晴らしい。
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館内も広場というより書棚の街並みといった感じで、通路や階段とスロープによる構成にそのわきに書棚があるといったイメージです。だから本が非常に身近に感じられます。白とグレーを基調の内装はガラス越しの自然光で明るく、また、各フロアもスキップフロアの様になっていて視覚的にも変化があったり、ところどころに本を読めるスペースとしての休憩スペースがあって楽しいです。家具の書棚やカウンター等はパーティクルボードを使っていて、コストを抑えるだけでなく、その質感と手作り感はなんとなく柔らかさと優しさがあります。
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サインデザインも工夫されていて賞を取ったそうです。使われているロゴやサインの字体もオリジナルデザインだそうです。
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1階には、カフェがあって、大きなガラスから街を様子を見ながらのんびりと優雅な自分の時間を過ごすことができます。

公式ホームページはこちらです。
http://www.artmuseumlibraryota.jp/


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by atelierKC | 2018-03-05 15:08 | 気になる場所

埼玉を愛する情熱の空間創造家がマチでみつけた気になるデザイン・モノ・お店を紹介します


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