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気になる場所

秩父蒸溜所『イチローズモルト』 -世界のプレミアムウィスキー-

いま、日本のウィスキーは世界から注目されているって知っていましたか?
その一つに、埼玉県秩父市からの株式会社ベンチャーウィスキーの秩父蒸溜所発のイチローズモルトです。
創業は2007年と古くないのですが、世界最高のウィスキーを決める「ワールド・ウィスキー・アワード」では栄冠に輝き世界中のウィスキー愛好家に知れ渡っているほどで、その希少性はプレミアム感抜群です。
そんな、秩父蒸留所の見学ツアーと、そのプレミアムなウィスキーの試飲に挑戦してきました。

まずは、入口にあるオブジェ。非常に素朴な感じがGOOD‼
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蒸溜所ツアーの前に、木造の事務所で簡単に説明を受けます。
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写真は、飾られてある数々の受賞された栄冠とその盾。
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さぁ、製造工場内に入ってツアーのスタートです。
スタッフの方から丁寧に、ウィスキーの製造工程の説明を受けましたがごめんなさい。
私は、しっかり聞いたつもりですが、人に説明できるほどの知識を持ち合わせていないので詳細省略させていただいて、その工場内の雰囲気写真でご容赦ください。間違っていたらごめんなさい。

まずはウィスキーの原料になるモルト(麦芽)です。下の写真は、本場イギリスから輸入されてきたモノだそうです。このまま食べてみました。結構スナック菓子みたいでもちろんお酒のおつまみにも行けそう。日本産の大麦もこれから使用していくよう努力されているとのことでした。
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そして、いよいよ、工場内に入ると、まず最初に目に飛び込んできた蒸留器です。
なんとなくビール工場などでも見かけるようなものに似ていますが、、、。ウィスキーの製造工程ではこの機会を通る前にいくつかの工程があります。
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原料である麦芽を細かく粉砕し、その麦芽のでんぷんを糖へと仕込む(糖化)という工程です。下の写真は、粉砕されたモルトに温水を加え発酵させる麦汁を濾過しているところです。まだ、お正月の甘酒のような甘い匂いがそそります。
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次は、濾過された麦汁を発酵させています。
麦汁に酵母を加え、麦汁中の糖分を分解しアルコールに変えているところです。この段階でのアルコール分は約7%程度だそうで、酵母の種類や発酵条件によってウイスキー香りなどの特長に影響をするそうです。
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そして、上の写真の最初に工場内で目に飛び込んできた蒸留器で原酒スピリッツを作ります。
銅製蒸溜器に発酵の終わったもろみをいれて蒸溜しアルコール濃度を高めます。スピリッツとは熟成される前のこの段階の生まれたばかりのウイスキーのことで、アルコール濃度を60%以上だそうです。アルコールを沸騰し蒸気を発生させ、それを冷却・液体化させながらアルコールや香の成分などの揮発成分だけをとり出していきます。
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そして、これらの蒸溜された原酒を、樽の中で長期間3年、5年、10年とじっくり寝かせ貯蔵させます。
ウイスキーの琥珀色、微妙な香りや奥深い味わいの秘密や違いはこの熟成貯蔵工程(これらの樽の材料や内面の焼き方な、貯蔵環境(気温、湿度))によってきまる部分が多いそうです。印象的だったのは、ワイン貯蔵に使った樽をウィスキー貯蔵用に使うとワインの香りや味わいに、バーボンの貯蔵に使用しあt物を再使用するとバーボンの香りや味わいなるそうでオリジナルのいろいろな風味のウィスキー原酒が可能だそうです。
また、秩父蒸溜所では一部オリジナルとして世界中でもここだけのミズナラを用いていて、この日本古来の神秘的で東洋的なミズナラの持つ独特な香りがジャパニーズウィスキー・イチローズモルトとして価値を高め、世界最高のウィスキーとして海外では特に魅惑的な人気があるそうです。
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そして、最後は試飲です。
20種類近くのオリジナルブランドのウィスキーの味比べをさせていただき、程よく酔わせていただきました。
ちなみに試飲した物のいくつかは下の写真で、左から、イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル」(700ml、3,500円)、リーフラベルシリーズの「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」(700ml、6,000円)、「イチローズモルト MWR(Mizunara Wood Reserve)」700ml、6,000円)、「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」(700ml、6,000円 価格はいずれも税別参考価格)です。
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ウィスキーの熟成のメカニズムは、まだまだ解明されていない部分もあるそうですが、原料の種類や発酵や熟成によって微妙な違いの香りと口当たりのウィスキー原酒ができ、そしてこれら多様な種類の原酒を微妙に掛け合わされブレンドされて市場に出てくるウィスキー。ホントに奥深いですね。秩父蒸溜所では一本一本に製造者の心が込められているので、大量生産にはないプレミアム性が加味されるのですね。
そんな、イチローズモルトだからこそ、私達のウィスキーへの憧れやロマンがより味わいを深め、神秘的に語られ、飲み方を楽しませてくれるのですね。

by atelierKC | 2017-11-27 12:16 | 気になる場所

情熱のデザイナーが、マチでみつけた気になるミセ・モノ・バショを紹介します


by ケーシー(KC)
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