小さい頃、夜空いっぱいにきらめく星を見ながら「あの向こうはどこまであるのだろう」「星はいつから輝いているのだろう」と気の遠くなるような想像や夢を膨らませたことはありませんか?
「スターダスト(星屑)」という言葉、まさにそこには、数えきれないほどの星がちりばめられた天空でした。
それは、どんな人間の手によって作られる人工的デザイン作品・建築空間よりも、素晴らしく、美しく、そしてスケールの大きい感動的な芸術空間でした。
とは言っても、そんな息をのむような星空の美しさを伝えられるような写真は、私には残念ながら撮れません。そこで、昼や夕方の景色の写真で許してくださいね。
この写真はぐんま天文台本館の全景です。
真っ青の空と陽を正面から受ける銀色に輝く建物とドームのコントラストが映えますね。
本館前の屋外モニュメント広場です。これらはアートではなく天体観測に使うモニュメントになっています。
手前のモニュメント群は「ジャンタル・マンタル」と「ラシバラヤ・ヤントラ」という18世紀インドで天文観測器とされていた日時計をモチーフにされたモニュメントで、赤道座標で星の位置や黄道12宮、惑星の位置を黄道座標で測定できるように群馬県のこの地理に合わ作られているそうです。
最奥部イギリスのストーンヘンジに似たモニュメントで、日出・日没時の太陽の位置を観測することで現在の暦を知ることができるストーンサークルです。
ストーンサークルの中からの写真です。
ぐんま天文台から見える絶景です。紅葉が夕日の色を受けとても綺麗でした。
残念ながら、星空は露光が少なくて綺麗に撮れないので前橋の夜景を撮影しました。
群馬県の100万ドルの夜景です。
でも、スタッフの方が曰く、これは星空観察には光害だと言っていました。たしかに星空はこの夜景の100万倍ももっときれいでしたよ。
最後に、天体望遠鏡です。1500㎜と650㎜の口径の望遠鏡があるそうですがこちらは650㎜の方です。
星空観察には、暗ければ暗いほど、そして、空気が澄んでいれば済んでいるほどよく見えるそうです。だから、ここは山頂にあります。そして、冬の時期の方がやはり空気が澄んで良く見えるそうです。行ってみたい人は防寒対策を忘ればいでくださいね。息をのむように美しく神秘的な星空が待っています。
私は、天命を知る歳にもなって、はじめて、いっぱいに広がる星空の美しさに感動をしてきました。
群馬県立ぐんま天文台のホームページはこちらです。
http://www.astron.pref.gunma.jp/
by atelierKC
| 2017-11-17 18:09
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